では3つ目、不動産投資について説明するよ。
ただ、不動産は株やFXよりもやや複雑だから、ここでは一番大事なところだけ教えておくね。
はい、お願いします!
まず、不動産投資について僕が声を大にして言いたいのは、
「無知は大損の始まり。とにかく徹底的に疑え!!!」
ということだよ。
おお!いきなりトーンが変わりましたね!
実は、このブログの中で一番伝えたい事といっても過言ではない。
それほど重大なんですね。
ところで不動産投資って、物件を購入して人に貸すことで毎月の家賃収入を得るというものですか?
うん、そうだね。
このときに1件で何千万円もする物件を購入するから、もし一度でも失敗してしまうと、取り返しがつかない大損失になってしまうんだ。
最悪の場合、自己破産に追い込まれる可能性もある。
それは怖いですね。
たしかに、株やFXのように気軽にできる金額ではないですよね。
そう、そして大失敗を防ぐための重要な知識がある。
これは知っているかどうかだけで、何百万円も損得が変わるくらいの知識だよ。
それはぜひ知りたいです!
株・FXと不動産の最大の違いは「価格情報が公平かどうか」なんだよ。
価格情報が公平かどうか?
全然意味が分かりません(笑)
じゃあ、説明していくね。
まずは、株とFXの例として、サンリオの株価と1ドルの価格をそれぞれ調べてみよう。
先生、サンリオ好きですよね。
調べてみます・・・
今日の株価は1900円くらいですね。
あと、1ドルは109.5円くらいです。
OK!
このように株や外貨の価格というのは、誰でもすぐに調べることができるよね。
これが価格情報は公平であるということだよ。
なるほど~
ということは、不動産の場合は価格情報が不公平なんですか?
実はそういうこと。
不動産を買うときは不動産業者を通して買うんだけど、似た条件の物件なのに、A社は2000万円、B社は2500万円というふうに、提示価格が大きく変わることが非常に多いんだよ。
それって、本来は2000万円で買えるはずの物件なのに、業者によっては「これは2500万円です」と提示してくるということですか?
そういうこと。
2500万円で買ってくれる人が1人でもいれば一発で500万円の利益を取れるから、業者にとっては美味しいビジネスになっているんだよ。
でも、そんな500万円も高く買ってしまう人なんているんですか?
これが残念なことにたくさんいる。
というのも不動産の場合、業者が「これは●●万円です」と提示してきたときに、それが適正価格かどうかを調べることが難しいんだよ。
なるほど、株や外貨の価格をすぐに調べられるのとは逆のことですね。
そうだね。
物件価格の相場はレインズというサイトで分かるんだけど、これは不動産業者しか利用できないんだ。
自分で適正価格を調べることが難しいから、業者の提示価格がボッタクリでも気付けず高値で買ってしまう人がいるということですね。
そういうことだね。
ボッタクリ価格で買ってしまうと、最初の時点で大赤字が確定してしまうから本当に注意しないといけない。
よく分かりました。
そういえば今の話聞いてて思ったんですけど、例えば同じペットボトル飲料でも、スーパーとコンビニでは価格が違いますよね?
コンビニの方が高いですもん。
いいところに気が付いたね!
「コンビニの方が高い」ということに気付ける理由は、スーパーでの価格の相場を知っているからだよね。
たしかにそうですね!
相場を知っているから高いことに気付けるんですね。
不動産だと、素人には相場が分からないからボッタクリ価格に気付けないということか。
なので、不動産投資を始めたいなら、まずは最低限の知識をつけてからの方が良い。
無知なままで業者と接触すると「いいカモが来た」と思われてしまうからね。
まさに「無知は大損の始まり」なんですね。
ちなみに、ボッタクリの不動産業者を見分ける方法はありますか?
いい質問だね。
もし、業者や営業マンから話を聞く機会があったときに、次のようなワードが出てきたらNGと思った方が良い。
・老後の年金対策
・毎月の収支が赤字
・サブリース(家賃保証)
・新築分譲
・生命保険の代わり
・独自の●●
・買取保証
ありがとうございます、覚えておきます!
詳しいことはまた今度じっくり教えてください。