こんにちは、アリス。
前の記事では、「投資詐欺でお金を集めるのは簡単」という話をしたね。
はい、詐欺をする側の考え方が分かりました。
ただ、これは詐欺に限ったことでもないんだよ。
つまり「詐欺以外でも、お金を集めるのは簡単」ということですか?
うん、そういうこと。
一体どういうことでしょうか?
分かりやすい例を挙げると、投資・副業・起業などの稼げる系スクールやセミナーだね。
あー、色々ありますよね。
先に言っておくと、これらは詐欺ではないので、こういったスクール自体を否定しているわけではない。
ただ、スクールの運営者の立場からするとお金を集めるのは簡単なので、自分に必要ではないものに申し込んでしまう人が多いのも事実なんだよ。
なるほど~
スクール自体を否定しているわけではなく、お客さん側の立場のときに「運営側のセールスに流されずに、自分にとって必要なものかどうかを冷静に判断しましょう」っていうことですね!
理解力すごいね(笑)
先に結論を言われてしまった(笑)
あら、失礼しました(笑)
つまり、上手い売り方があるっていうことですよね。
そういうことだね。
ここでは例として、月額25,000円の副業スクールの売り方を考えてみよう。
なかなか強気な価格設定ですね。
この金額だけを見て申し込むことはないよね。
どういう売り方をすると「申し込みたい」となるのでしょうか?
答えは簡単で、昨日の記事と同じように「未来のリターンを明示する」ことで、申し込みのハードルがグッと下がるんだよ。
あ、そういうことか。
じゃあ例えば「うちのスクールで勉強すれば、最低でも毎月10万円は稼げるようになるからすぐに元が取れますよ」といった感じですね。
その通り。
稼げる系スクールは「参加費以上の収入を得られる」という打ち出し方ができてしまうから、もっと高額な価格設定でも必ず申し込む人が出てくるんだよ。
例えば僕が知っているところでは、100万円で物販を教えるスクールなんかもある。
100万円はすごいですね。
そこでは、こんな内容のセールスをしているよ。
・分割払いで毎月5万円の支払いにすることが可能。
・商品を通常よりも安く仕入れる独自ルートがある。
・商品を仕入れる前に、その商品で良いかどうかを先生が確認してくれる。
・累計100万円を稼いで元を取れるまで、サポートは無制限で利用できる。
なるほど~
「独自ルート」や「無期限のサポート」というワードで、希少価値や安心感を出しているんですね。
ここに「お金について不満や不安がある」という状況が加われば、申し込む人はいそうですね。
しかし問題は、それでも行動できずに稼げない人がいるということ。
さすがに、行動なくして成果は出ないですもんね。
これは、「未来のリターン」という良い部分だけを見ていることに問題がある。
「実際にどんな作業が必要なのか?」
「そもそも自分がやりたい事なのか?」
「その先生を尊敬していて、是非その人から学びたいと思っているのか?」
などのように、損得ではない部分も考えて冷静に判断をするべきだと思う。
そっかぁ。
売る側は「未来のリターン」を明示することで売りやすくなるけど、買う側の判断がそこに強く引っ張られてしまうとミスマッチが起こりそうですね。
「スクールには入ったけど、大してやりたい事でもないから続かない」という結果になるだけですよね。
そうだね。
こういったスクールを検討する際は、「自分が行動を続けられるかどうか?」が何よりも重要になる。
つまり、「自分は何に対してモチベーションを保てるか?」という自己分析を踏まえて判断をしないといけないんだよね。
自分の心としっかり向き合っていないと、余計なことにお金を使ってムダにしてしまいそうですね。
けっこう深いテーマに繋がりそうです(笑)
そうだね(笑)
深入りすると長くなりそうだから、今日はここまでにしておこう。
はい、今日もありがとうございました!