今日は、「効果的な目標設定」についての話をしよう。
はい、お願いします!
具体的な事例で説明するね。
というわけで、とある高校生A君の東大受験の話を。
面白そうですね。
どんな生徒だったんですか?
学年内では上位の成績だったんだけど、有名進学校ではないから、東大に合格できる学力には届いていない状態だったんだ。
ところが、高3になってもモチベーションがなかなか上がらず、勉強時間が伸びない状態が続いていた。
ということは、そのまま受験生活を過ごしていたら、東大合格は難しそうってことですよね?
そうそう。
だから、モチベーションが持続する代替目標を探すことにした。
なるほど。
イイ感じの代替目標は見つかりましたか?
うん、バッチリ見つかったよ。
その目標を見つけてからは、人が変わったように勉強できるようになったんだ。
それはすごいですね!
一体どんな目標ですか?
彼にとってのモチベーションになる代替目標は、
クラスの友だちに、勉強を教えることができる自分になること
なんだ。
なるほど、そういうことですね!
それを実現できたら、結果的に東大合格のための学力も身につくようになるわけですね。
そうそう。
この目標を目指すことで、A君は1日10時間ほどの勉強を苦にせず継続できるようになったんだよ。
無理せず継続できるようになったら、自然と良い成果にも繋がりますよね!
そうだね。
実際、高3の2学期以降に一気に成績が伸びて、A君は見事東大に合格することができたよ。
おお、すごい!
モチベーションが持続する代替目標を見つけられたことが、大きな転機になったんですね。
そうだね。
今回は受験生の目標設定という事例だったけど、社会人の仕事や婚活といった目標でもこの方法は役に立つよ。
わかりました!
私もモチベーションを上げたいときに、代替目標を考えてみたいと思います。