はじめ先生、こんにちは!
「もしも私が起業するなら・・・」
というのを考えてみたのですが、そもそも
「やりたい事ってなかなか見つからないなぁ」
という感じがしています。
なるほどね。
実際に考えてみると「これだ!」ってピンとくるものは、意外と出てこないものだよね。
先生もそういう経験ありますか?
うん、実は僕もそういう時期があったよ。
そして、結構そういう人は多いと思うよ。
そうなんですね。
例えば、私は料理は得意な方なので、それを人に教えたりはできると思うんですけど・・・
でも、「それで起業したいか?」と言われたら、なんか違うような気もするんですよ^^;
そうだよね。
実は、起業して何をやっていくかを決めるときに、自分が得意な事を選ぶと上手くいかないケースがあるんだよ。
え、そうなんですか?
得意な事を選んだ方が上手くいきそうな感じがしちゃいますけど。
ちょっと補足するね。
僕がここで言う「上手くいく」というのは、「稼ぎやすい」とか「成功しやすい」という意味ではないんだ。
なるほど。
となると、どういう意味でしょうか?
ここでは、「行動を継続しやすい」という意味で使っているよ。
あ、そういうことですね。
つまり、得意な事で起業しても、行動が続かなくて上手くいかない場合があるということか。
そうそう。
まあ、結局これは人によるんだけどね。
「得意な事」と「やりたい事」が一致している人なら、全く問題はないし。
逆にその2つがズレている人だったら、モチベーションが続かなくなちゃうんですね。
そうだね。
起業は会社員と違って強制力が働かないから、モチベーションが高い状態が自然に続くことを選ぶ必要があるんだよ。
納得しました。
無理して行動してる状態って、結局長くは続かないですもんね。
僕の場合で話をすると、僕は最初は「投資」に関するビジネスをしようと思っていたんだよ。
それで、株式投資に関する教材を作ってみたり、FXのツールを開発しようとプログラミングを勉強してみたり、まあとにかく色々と試行錯誤をしてたわけ。
はじめ先生の前職は数学の先生ですし、投資歴も長いですもんね。
はたから見れば、どう考えても投資というジャンルが合ってそうな感じがしますよね(笑)
そうだよね(笑)
でも、そこが大きな罠だったことに少しずつ気付いたんだよ。
どんなことに気付いたんですか?
1つは、投資を深く知れば知るほど、あまり特別な結論は出てこないということだね。
例えば株の場合、堅実にリスクを抑えるなら「全世界株式かS&P500の長期積立投資をする」という結論が無難だけど、これって既に色々な人が発信していることだから、僕があえてやる必要もないと思ったんだよ(笑)
なるほど!
わざわざ自分が起業して伝えたいような事は無かったという感じですかね?
そうそう。
もし、自分が特別な投資手法を見つけて「これをぜひ世の中に広めたい!」って思えるものがあったら、続けていたかもしれないけどね。
想いの強さがないと続かないですもんね。
そうだね。
あと、投資に絶対はないから、こちらがどんなに親切丁寧に教えたとしても、相場状況によっては損する人が出てきてしまうんだよ。
この点も、僕としてはあまりやりたくない理由になるかな。
たしかに、自分が投資をするのと人に教えるのでは、責任がだいぶ違ってきますよね。
うん。
僕の場合、得意な事を自分で実践するのは良いけど、「人に教えてお金を稼ぎたいか?」と考えたらNOだったというわけだ。
はじめ先生は、「投資に関するビジネスは自分に合わない」と考えた後は、どうやって軌道修正していったんですか?
これは、実際に行動する中で感じた違和感の正体を探っていくことかな。
僕の場合ならこんな感じだね。
・投資には無難な結論があり、それを既に発信している人も多い。
・どんなにしっかり教えても、相場次第で損する人が出る可能性がある。
先生の場合は、このような原因で行動にブレーキがかかるということですね。
であれば、逆にこういう要素がないものを取り入れていくと良いんでしょうか?
そうだね。
これらをひっくり返すことで、自分がやりたい事に近づくことができると思う。
そこで僕が考えたことはこんな感じ。
・1人1人の結論が異なっても良いものがいい。
・他の人とかぶらないような、自分の個性が発揮できる内容を発信したい。
・相場のように自分がコントロールできないものを極力扱わない。
・投資のように1人で完結するものではなく、人間関係を取り入れたテーマにしたい。
なるほど。
それで、はじめ先生が軌道修正してたどり着いたのが「集客」というジャンルだったんですか?
いや、僕がたどり着いたのは、実は「集客」ではなくて「自己表現」の方だよ。
なるほど、そういうことか!
このブログでは、分かりやすいジャンルとして「集客」を扱っているけど、はじめ先生としては「自己表現」のやり方を発信したいということなんですね!
そうだね。
人に話すときに「自己表現の方法を教えています」だと伝わりにくいから、「起業したい人向けに集客法を教えています」と少し具体的にしているだけなんだよ。
面白いですね!
「自己表現」という抽象的なテーマを、「集客」という具体的なジャンルの中で伝えているんですね。
そうだね。
自分がやりたい事をより抽象的な言葉で表現できると、それが軸となって色々なことができるようになるよ。
例えばどういうことですか?
僕の場合、「自己表現」という抽象的なテーマがブレなければ、具体的なジャンルを自由に変えることもできるんだよ。
例えばこんな風に。
「婚活で自分の素を出せる理想の相手と出会おう」
「初対面のときの話題を増やすため、投資の知識も身につけよう」
「自分に興味を持ってもらうツールとして、電子書籍を出版してみよう」
なるほど~
やりたい事のテーマがブレなければ、婚活・投資・電子書籍の他にも工夫次第で何でも扱えるようになるんですね。
そうだね。
そして、これなら結果的に自分の得意な事を活かすこともできる。
僕の場合なら、投資は「相手と仲良くなるための話題の1つ」と考えるとやる気が出てきたので、株の教材を1つ作ることができたんだよ。
おー、すごい!
やりたい事が明確になれば、得意な事もその中で活かせるんですね。
そのためには、やりたい事をできるだけ抽象的な言葉で表せるのが理想だね。
抽象度が高いほど、より多くの具体的なものを取り込めるので。
ここはやはり、自分の内面と向き合って探す必要がありそうですね。
そうだね。
これについては、次の記事で説明することにしよう。